2012年06月

バカロレア

今日はバカロレアの口頭試験の日でした。

8時集合とのことで、またまた5時半起き。眠い。

てっきりいつも通っている高校が試験会場だと思い、高校に向かい、あと少しってところで
「(試験をやる)教室分かるかなー」と言ったので、どういうこと?と思ったら
「今日は○○高校でやるんだよ」と言うじゃないですか!

「なんでそんな大切な事言わないの!」
「言ったよ。絶対言った」を繰り返すムスメ。

アンタ、昨日言ったかい?おととい言ったかい?その前の日も言ってないよね?
なんで一生がかかる大切な事なのに、ちゃんと念を押さないの?
あたしゃー、アンタの付きっきりのマネージャーじゃないんだよ。いつ言ったかも分からない事を覚えていられる訳ないじゃないの。
と行きの車の中で説教。
なんだよー、だったらもっと早く出発しないとダメだったんじゃないのぉ〜?

と、何だか大切な試験の前でおよよな感じで送り出しました。

そして少し前に「終わった」と電話をくれました。
とりあえず今年のバカロレアは終わりました。


さて、このバカロレア。
とても複雑で文章力のない私が説明するのは難しいので、

バカロレア・パリの街角から
こちらをご参照ください。

でも、バカロレアはどうも毎年制度が少しずつ変わっているようで、↑で書かれているバカロレアは大筋は合っていますが、変更されたところもあります。

例えば、今年、ムスメは地理・歴史とフランス語(国語)の筆記試験を受けたのですが、理系を取っている生徒にはこの2科目は配点が低く、来年受ける数学などが配点が高くなっていること。

ムスメはオプションで美術を取っています。
去年まではこのオプション=得意科目、がボーナスポイントとして×4の点数になっていた(らしい)が、それは良くないってことで、今年から倍率が低くなったらしい。

また、最小限の主要科目だけで勝負する子もいれば、外国語などを沢山受けて点数を稼ぐ事も出来る。
特に、ウチのように日本語が得意(というか母国語)の生徒は母国語(フランスでは外国語)で高得点を取り、点数を稼げる。これは書かれていますね。

などなど

そして子どもを高校に通わせて分かったのですが、
意外にも、ふらんすは「理系偏重社会」であるのです。

ふらんすで「エリート」という道に進みたかったら、とにかく理系に進まねばなりません。

ふらんすでは数学が出来るかどうか、というのが進路ひいてはその後に人生を送る上で非常に大切な事のようであります。

以前、高校の先生に「授業の休みが多くてヘン。だからフランスは教育水準が低いのだと思う」と言った、と書きましたが、教育水準が低いのではなく、教育格差が非常に激しいのです。

高校の理系クラスで教わる理系科目はかなり難しい内容が多く、日本の大学で勉強するような事を教わったりします。しかし、文系などになると授業時間はもっと減り、、、となって行くようです。

また、理系のバカロレアを取った生徒は、大学の学科を決める時に理系はもちろん、文系の科目を選ぶ事が出来ますが、文系、経済系のバカロレアを取った生徒が理系の学科に進む事は出来ません。
そして、文系の学科に進んだ場合、就職を決める事は理系に比べると難しい為、自ら文系の進路を取る生徒は「ジャーナリストになりたい」「先生になりたい」などしっかりとその後の進路を決めた子が多いそうです。
逆に、未だ進路を決められない子が理系に進む、という事もあります。

就職にしても、大学に進む為に普通高校に進学したけれど気が変わって就職することにした、とします。
その場合でも、理系のバカロレアを取った子と文系のバカロレアを取った子とではお給料が違う(理系の方が高い)らしいのです。


それにしても意外であります。
お隣のドイツのように製造業が盛んな国ならば理系の学生が重用される、というのは分かりますが、ふらんすは所詮農業国。なぜここまで理系に進む事が大切なのか良く分かりません。
また、理系は苦手であるが優秀な文系生徒もたくさん居る訳で、そういう生徒が生かされない社会ってのもな、と思ったりします。


最後に
バカロレアの事で探していたら、このようなブログを発見しました。

フランス番長

とにかく読んで欲しいブログです。特に「ふらんす大好き!」なんて言っているそこのアナタに。
ブログを書いてた番長はかなりの博識の方とお見受けした。

私が長年ふらんすに対して思っているもやもやイライラを的確に表してくれております。
そして皆さん同じような目に遭っているのね、と思ったり。

そうそう、日本人だけでなく、世界中の皆さんが騙されていると思うわ。ふらんすって国に。
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