FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いろんな状況

た水曜日はGretaの語学教室の日だ。
この教室に行くようになって本当に良かった、と9月になってから思うようになった。
夏休みに入る前は、50時間授業を受けたら辞めようと思っていたけれど、続けられるだけ続けたいな、と思い始めている。

語学教室の質はそう良いかは分からない。
けれど、ここに来るとふらんす社会の別の一面が見られるような、なんというか今までの自分は本当に上っ面だけを見て生活してたのかな、と思ったりする。

今朝も最近見ている24時間ニュースのテレビを見ていた。
失業者が増えている。けれど、人手不足の職業もあるそうでその中のひとつが「肉屋さん」らしい。
とにかく人手不足なので訓練を受ければ必ず職場が見つかるらしい。
最近は若い女性も肉屋さんになる為に訓練を受ける人が出てきたそうだ。
他にも暖房修理人や電気工や訪問介護なども人手が不足しているらしい。

そのニュースを見た後、語学教室へ
先生が
「今週金曜日にGretaのオープンハウスがあります。今日はこの語学教室のことについて文章を書いて欲しいのです。なぜここに来ることにしたのか、とか良い点などを書いてください」
といきなり言うではないか。

わ~、文章を書くこと苦手だわ。どんなこと書こう。。。
とぐるぐるいろんなことを考え始めた。

すると、最近水曜午前のクラスに来るようになった3つ国籍を持っている男性(Aさん、とする)が
「ボクはこういうの嫌いだから書きたくない。文章書けないから。やらないよ」と怒り出した。

その反応にビックリする。
なんというか、「先生が言ったことには従うもの」と思い込んでいる日本人の自分には先生が言ったことに「やりたくないし、やらない」という態度を取るなんて新鮮というか、そういう選択もアリか!?だった。

しかしいくらじたばたしても書かなくてはならない、と暫くしてから気づいたのか、Aさんは突然すごい勢いで書き始めた。そして2~3分でペンを置いて「書いた」
って、書けるじゃん!
先生も「Pas mal(悪くないわね)」と言ってるし。

書き始めた時は教室には私とAさんの2人だけだったんだけど、もう一人女性(Bさんとする)が教室に入ってきた
「今朝は5時半から仕事で遅れちゃったわ」とのこと。掃除の仕事をしているらしい。

「何をしているの」と聞いてきたので、これこれこうで、と説明すると
「アラ、私ふらんす語書けないからムリなのに」とブツブツ言いながらも机に向かい始めた。
このBさんは訛りがあるけれど流暢なふらんす語が話せる。
にもかかわらず、Aさんとは違い正真正銘書けないようだ。

少しして先生が「書けたらワードに清書して印刷するから」と言うと、二人は
「パソコンは触ったことが無いから出来ない」と言う。
先週末行ったアップルストアーを思い出す。また、子どもの友人宅を思い出す。アップルストアーでは商品がそれこそ飛ぶように売れ、子どもの友人の多くは専用のMacを持っている子も多い。
でも一方でパソコンに触ったことの無い人もいるんだ。

私もナントカ書き終え、先生にチェックしてもらいワードに入力した。
ふらんすのキーボードは日本のそれと違って、「Q」と「A」の位置が逆だったり他にも違う部分が結構あるけれど、タイピングを習っていたのでそれなりに速く打つことが出来る。
その様子を見た、Aさんが「すごいね~」と驚いてくれる。
Aさん、私の文章の構成を先生が見てくれて、印刷して出来上がった。結局Bさんは書かなかった。

時間が中途半端に余り、Aさんは仕事だからと途中で帰っていったので今日は授業はせず、仕事の話になった。

職安の登録すると今月はどんな仕事探しをしたのか、などを毎月報告しないといけないし、バカンスに出かける時は職安に前もって教えないといけない。それらを怠ると登録を抹消され、今後職安に登録できない。かなり厳しい。求職者もマメじゃないといけない。
けれど、formationという職業訓練を受けるとこれらをしなくても良いらしい。

とか
失業保険は最長2年貰えるけれど、医師からの診断書(病気がある、体調が悪いからドクターストップがかかっているなど)があると3年間もらえる。
など教えてもらった。

Bさんは以前レストランで働いていた。
レストランの仕事は非常にきつく、レストランの掃除、料理、皿洗いはもちろんだけれど大きな鍋を洗うのがとにかく大変で、腕が上がらなくなってしまい体調を崩して医者から仕事はしないように、と言われているようになってしまった。レストランは仕事も夜11時までだし。本当は今の掃除の仕事の他にも掛け持ちをしたいんだけど医者から止められているのよ、と話してくれた。

先生がBさんの話に補足してくれた。
ふらんすの労働法では週35時間労働となっているが、レストランは特殊で39時間まで認められている。が、実際はオーバーワークになってしまうことが多く、その場合は所謂「サービス残業」となるケースが多いらしい。
レストランは確かに拘束時間が長いよな、と思っていた。途中何時間か休みがあっても、こっちのレストランって夜中までやっているし、人件費が高いから最低限の人しか置かないし、食器も重いものを使っているから女性だと本当にきつい仕事だと思う。

Bさんに、「どこの国から来たんですか?」と聞いたところ「旧ユーゴスラビアからよ。私は18でフランスに来て、30数年間ずっと働いてきたの。ふらんすごのしゃべりは習ったけど、読み書きを習っていないから職業訓練を受けられないのよ。ここで読み書きを習って職業訓練を受けたいのよ」と話してくれた。

むむむ、先生が「あーたはふらんすごがまぁまぁ出来るから職業訓練を受けたら?」と言ってくれたのはこういうことだったのか!

私って本当に甘っちょろいんだよな、と思い知らされるんだよな。
なんか自分が幼くて小さくて無能な存在のように見えてくるんだよな。

そういえば
オットの会社には福利厚生の一環として語学教室があるらしい。
その中にふらんすご教室があってふらんす人が結構習っているらしい。聞くところによると、ふらんす人でも読み書きが出来ない人がかなりいるらしい。
確かに日本語はひらがなが読めるようになれば、何とか本は読めるしひらがなだけで良ければ文章も書ける。けれどふらんす語はそうはいかない。ちゃんと勉強しないと読み書き出来ないまま学校を卒業することになってしまう。

職業訓練は受けたいところだけれど、例えば訪問介護だと、500数十時間授業やらスタージュやらを受けないといけないらしい。ここに来たばかりだったら考えたかもしれないけど、今からだとなー。。。


また、この教室の居心地の良さは当たり前だけれど生徒が皆外国人だからだ。
皆ふらんすごが分からないからここに来ている訳で、へんな言い方をしても誰も何とも思わないし、差別もないし。
例えば、子どものサッカーの練習で会うお父さん、お母さんたち。
会えば挨拶してくれるようになったし、自分から近づいていけばあの「輪」の中に入れてくれるかもしれない。けどやっぱり躊躇してしまうんだよなー。あの会話の早さについていけず、自分は一言も発せず、けど曖昧な薄笑いをして無理して輪の中にいるのなら、ちょっと離れたところでぽつんと練習の様子を見ているほうが気が楽なんだよな。

話は戻り、今日はいろんな話をAさん、Bさんとしたのでぐっと近づけたような気がする。嬉しい。


話は変わり
先日職安のサイトを見ていたら
「葡萄摘み」という10日間だけの仕事があった。
今はワイン用の葡萄の収穫時期だからこういう求人があるようだ。
経験も学歴も必要ないし、いい運動にもなるし、黙々と作業するのも好きだし、いっちょ応募してみようかしらん、
と思っていたら酷い風邪を引いてしまった。。。。

先日、フランスニュースダイジェスト、というふらんすに住んでいる日本人向けの無料冊子を見ていたら、とある旅行会社主催のバスツアーが目に留まった
「ブルゴーニュで葡萄摘み。昼食つきでお一人様140ユーロ(くらいだったかな)」
って、あなた、本来ならお金を貰っても良い「仕事」なのに、金払って「摘ませてもらう」なんて!
旅行会社も阿漕な商売を考え付くなぁー。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。