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ふらんす 大学進学 2

いつか、じゃ忘れてしまうから今知っている範囲で書き出しておこう。


*ふらんすの大学には学区がある。

これを聞いたときには本当にビックリしました。まるで中国じゃん!中国も「都会の戸籍」「田舎の戸籍」があって田舎の戸籍の人が上海や北京など都会に移り住むことが非常に困難である、つまり田舎の戸籍の学生が都会の大学に進学することは非常に困難である、理由としては都会に人口が集中しないようにする為、とか聞いたことがあるけれど、ふらんすも同じか!?

進路指導の先生の説明では「大学進学者が増えた為」だそうで、多分↑というような理由ではないかと考えられます。パリに若者が集まらないように、見たいな感じか。

高校も細かく学区が分かれています。ですが、さるこじさんが簡単に越境できるようにしたそうです。

話は毎度逸れますが、最後の方は人気が無くて選挙に負けたさるこじさんですが、↑のように教育面ではなかなか良い事をしていたようです。
財政規律やら緊縮財政などを前面に出していましたが、海外にあるふらんす人学校の学費をフランス人には無料化にするよう推し進めていたようですが、さるこじさんが去り、おらんどさんになった途端その政策は打ち切られてしまいました(2012年7月)。

現在は返さなくても良い奨学金が、各家庭の事情(子どもの人数、親の年収、家のローンを払っているか等確定申告と同じ)によって金額は違いますが貰えるそうです。が、学費が値上がりしたことには変わりません。
結果として、海外に住んでいるふらんす人がふらんす人学校に通えず、辞めざるを得ない子どもが続出、外交官や駐在員など企業などから補助が出る家庭の子どもが残り、学校のレベルが上がったという何とも喜んで良いのかなんというのか、、、という状態になっているそうです。

このおらんどさん、大統領になって未だ1年も経っていないのにすっかりふらんす国民から嫌われているようで、この話は語学教室で聞いたのですが、先生が「全くおらんどめ、余計なことばっかりして」と怒っていました。


で、大学の話に戻りますが、さるこじさんは将来的には大学の学費は有料にしようとしていたらしいです。
学校間で競争させて教育の質を向上させる、という意味があったのではないでしょうか。
それは学費を払う親としては困りますが、この「学区がある」というのはいかにもふらんすらしい考え方です。

何故なら、住んで思うことですが、ふらんすという国は半分社会主義のような国で、競争がつくづく嫌いな国なのです。さるこじさんが嫌われたのも、財政云々以外にも、この学費を有料にして学校間で競争させる、などふらんす人が大嫌いな競争原理を持ち込もうとしたからではないか、と私は勝手に思っています。
*あくまで私の勝手な想像です。

大学進学をする子どもが増えたなら、大学側も生徒が集まるような魅力ある授業、教授を集め学生を呼び込めば良いのですが、そんなことはしたくない。
でも、このままだと田舎の大学は都会、パリのような大学に学生を持っていかれて定員割れが起きてしまうかも知れない。それは困る。なら学区を作れば良い、という発想なのでしょう。

しかし、オットは別に悪いことばかりではない、と言います。
何故なら、大学間格差が起きたら裕福な家庭の子どもは生活費が高い都会の学校に行けるが、そうではない家庭の子どもは地方に残り質の低い教育を受けることになる。どこの大学も同じような質の教育を受けられることはある意味素晴らしい、とのこと。
そういう考えもできます。


こんなでふらんすのどこに居ても同じような大学教育が受けられるとなっていますが、理系では
・パリ
・ナント
・リヨン
・ストラスブール
が理系の4大大学らしいです。


では、絶対地元の大学に行かなければいけないのか、というと例外もあり
ふらんすの大学はどこも総合大学で大抵の学部が揃っていますが、ある特定の勉強をしたい、けれどそれはパリの大学にしかない、となると学区外の大学に進学することが可能です。
ですが、それも簡単ではなく、「la lettre de motivation(私がなぜ越境までしてその大学のその学科で学びたいのか)」という手紙を熱く書いて教授が受け入れても良いよ、となって初めて入学が許可されるようです。


*登録の時に第一希望の学科が合格したら必ず入学しないといけない

日本だと、自分が行きたい大学の行きたい学科をいくつで受けることが出来、複数の学校から合格が貰えたら自分がどこに行くかを選ぶことが出来ます。ふらんすの大学は登録の時に第一からかなりの数の進学希望の学科を登録することができますが、第一希望から合格を貰ったら「必ず」入学しないといけません。
登録後気が変わったから第二希望の学科に行きたい、となっても不可能です。

また、この登録の時に学区外の大学を第一希望として登録できますが、それはかなり危険度が高いようです。
何故なら学区内の生徒を最初に99%ほど取ってしまい、残り1%を学区外の生徒から取るからです。

例えばどうしても法学部に行きたいのならそんな賭けに出ずに無難に地元の大学の法学部を第一希望にしておくことです。

また、こちらは大陸ですので、ふらんすではなく、たとえばどいつの大学に行きたい、というのも大きな賭けのようです。
何故なら、国外の大学に進学を希望するのなら第一希望を海外の大学にしないといけないからです。
しかし、地元の大学にしておけばほぼ100%合格は貰えますが、国外の大学に願書を送っても必ず合格を貰えるかわからない。

もし不合格だったら
大学側は第一希望の生徒で定員をほぼ取ってしまいますので、かろうじてあいている、でも自分的には例えば第20希望の学科(あまり行きたくない)にしかひっからなかった、そこにいくしかない、なんて悲惨な結果になるかも知れません。
こうなったら、一年目はないものとして翌年地元の行きたい学科に入りなおすしかないように思えます。

*海外の学生がふらんすの大学に入ることは難しい

これは進路指導の先生が話していたそうです。実際のところどうなのかはわかりません。
でも、地元の大学は20%が海外からの留学生となっているのでそれほど難しくもないような気がしますが。。。


*大学間で移ることも難しい

学部では地元で我慢したけど、大学院は是非とも都会の大学に行きたいゼ、と考える生徒も中にはいるでしょうが、それも難しいようです。


*バカロレアの結果発表の前に大学の合格が分かる
これは中学卒業試験のときも同じでした。
試験は6月末、でも入学許可をもらったのは4月か5月頃だったような。
大学も同じようです。

では、入学許可を貰ったのにバカロレアに落ちてしまったらどうしたら良いのか。
答えは大学が始まった頃に追試があるのでそれを受けて合格すれば良いようです(中学卒業試験も同じ)。
追試でも落ちてしまったら、はどうなるかは分かりません。


このように、国内でさえ学生の行き来が難しく、「どこに行きたいか」という選択肢は無いに等しい状態です。
例えば、幼稚園から大学まで一緒、なんてこともふらんすでは有り得ますね。

ムスメの同級生はこの制度に対して特段不満を持っている風ではないようです。
まぁよその国のことなど知らなければそれが当たり前、ですから。

なので、よく欧米では子どもが大学に入ったら家を出て一人で暮らすのが当たり前だ、と思われているようですが、ふらんすでは当てはまりません。
ここら辺から大学までは電車で通える距離ですが、アパートや寮に入る子どもたちも多く居ますが、毎週末しっかり家に帰ってくるのです。

確かに、日本のように大都市に有名大学が集中して、というのも問題かも知れません。
が、どこの学校で何を学びたいのか、とか子どもが選択したって良いじゃないか!と思ったりもします。

あと、授業時間が週18時間しかないって。。。これで有料だったら怒るよ!と言いたくなる少なさです。
自主勉強が大切、ってだったら通信教育でも良いんじゃない、とか思ってしまいます。

ただ良い点ももちろんあり、交換留学が盛んなのだそうで、その上ふらんす人は自分の国が大好きなので希望者があまりおらず、希望したら交換留学生に選ばれる確立は高いようです。


最後に
2月に大学のオープンハウスが行われますが、そこで「私は来ましたよ!」と学校側に伝えておくことが大切なのだそうです。何故なら学校側がどの生徒を取るかを決める際に、オープンハウスに来ていたかどうかをチェックするのだそうです。つまりここでも「私、やる気あります!」を伝えることが大切なようです。

またまた話は逸れますが
ふらんす国籍を持っていたら選挙には毎回行っておいた方が良いらしいです。
何故なら、住んでいる市に陳情を出したとします。そのお願いを市側が聞くかどうかを決める時、お願いをしてきた人が選挙にどれくらい来ているか、ということを調べるそうです。
選挙に毎回来ている人だと受け入れてもらえるけど、選挙に来ない人の陳情は受け入れられない場合があるそうです(同じ陳情でも)。
やはりここでも「やる気(政治にどれだけ関心を持っているか)」をみるようです。


また思い出したら書きとめようと思います。
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